先日水周りのことでご相談のお家には、キッチンもバスルームの洗面台も、蛇口がつながる配水管には止水栓がついていませんでした。
問題ありますか?とのご質問がありました。
蛇口に関しては、水が止まらないという故障がどの程度発生するか?です。
実際には、あったのですが、この故障はごく稀です。
よって、なくとも取り敢えずは不安に思う必要はありません。
ただし、蛇口のレバーを動かすたびに、ぎぎっと異音がする場合は、蛇口が壊れる予兆ですので、用心が必要。
また、水が止まらなくなった場合のために、エレベーターホールにある自分のユニットの元栓をご確認しておいてください。
Waterという表示のあるドアがありますが、鍵がかかっているお家では、何かあったらセキュリティスタッフに鍵を開けてもらう必要があります。
そのためにロックの有無は、予め知っておいた方が慌てないと思えます。
長年この仕事をしていますが、過去1回だけ、トイレの便器タンクにつながる配水管に止水栓が設置されていないコンドミニアムがありました。
便器の給水システムは、蛇口と比べるとはるかに壊れやすいものです。
止水栓の設置を強くお勧めいたします。
止水栓のレバーが動かない、動かしたら水漏れするという場合には、止水栓の取り替えが必要です。
弊社のエコウォッシャー設置においても、時々止水栓の故障があります。
レバーを動かしても水が止まらない、水漏れするなど。
この場合には、エコウォッシャー設置と同時に止水栓の取り替え(有料)を行っています。

水周り工事のついでに止水栓(バルブ)チェック
水周りの工事がある場合には、少なくとも関連個所の止水栓のチェックを合わせて依頼しましょう。
工事後に別件で伺うことがありますが、せっかくの工事を行ったのにも関わらず、止水栓自体が設置されていないお家もあります。
